転職活動は会社にバレる？リクナビ・マイナビ・dodaの注意点と会社バレを防ぐ方法【人事20年の体験談】

「転職活動は会社にバレないだろうか？」

これは、転職活動を始めようとする多くの人が一度は抱く不安です。

私は20年以上人事として採用に携わり、日常的に転職サイトでスカウトも行ってきました。その経験から断言できるのは、転職活動は意外と会社にバレやすいという現実です。

実際に、スカウト作業をしていて「この人…うちの社員じゃないか？」と気づいてしまったことも実はよくあります。ブロック機能を使っていても、プロフィールや職歴の内容次第で“本人が特定できてしまう”のです。

だからこそ、少しでも安全に、そして安心して転職活動を進めてほしい。

この記事では、人事の立場から「なぜ転職活動が会社にバレるのか」「リクナビ・マイナビ・doda・ビズリーチのブロック機能の注意点」「それでもバレる可能性がある理由」そして「防ぐための工夫」を解説します。

💡 本記事で学べること

✅ なぜ転職活動は会社にバレるのか（人事視点からのリアル）

✅ リクナビ・マイナビ・dodaのブロック機能と注意点

✅ ブロックしてもバレてしまう可能性がある理由

✅ 会社にバレないための実践的な工夫（情報の出し方・設定の見直しなど）

✅ 安全に転職活動を進めるための考え方

なぜ転職活動は会社にバレるのか？
主要転職サイトのブロック機能と注意点
会社にバレないための防ぐ方法5選
まとめ｜会社に知られずに安心して転職活動を進めよう

なぜ転職活動は会社にバレるのか？

人事や採用担当は日常的にスカウト検索をしているため、経歴次第で「誰だか分かってしまう」ことがあります。現職の親会社やグループ会社のブロック登録し忘れて、スカウトに表示されるケースが多いです。面談のための休暇や社内での発言、SNSの投稿などから、間接的に「転職活動中」と伝わることもるので、言動には注意が必要です。

スカウト機能の仕組み

転職サイトには、企業が求職者のプロフィールを閲覧してスカウトを送る機能があります。求職者にとっては「企業から声をかけてもらえるチャンス」ですが、現職の会社もスカウトを行っている可能性があるという点を忘れてはいけません。

職歴や資格から特定されるリスク

プロフィールに次のような情報を詳しく書くと、特定されやすくなります。

在籍している業界・業種
特殊な資格やスキル
担当しているプロジェクト名

名前が匿名であっても、条件が重なれば「これはうちの誰々だ」と気づかれてしまいます。

行動や発言から伝わる

面談のための急な有給、SNSでの投稿、同僚への何気ない発言から「転職活動してる？」と疑われることもあります。慎重に行動しましょう。

人事担当しての体験談

人事担当としての体験談

私自身、スカウト業務をしている中で「うちの△△部の○○さんだ」と気づいてしまったことがありました。ブロック設定はされていたのですが、経歴と資格の組み合わせで一目瞭然だったのです。

つまり、「ブロックすれば大丈夫」と思っていても、情報の出し方次第で会社にバレるリスクはゼロではありません。

主要転職サイトのブロック機能と注意点

主要転職サイトのブロック機能

サイト	ブロック機能名	設定場所／手順の概要	できること	向いている人	注意点
リクナビNEXT	スカウトブロック設定	マイページ → 設定/各種設定 → スカウト設定 → 「ブロック企業を追加」	特定企業・関連会社を非表示にできる／スカウト受信の細かな制御	現職やグループ企業が明確でピンポイントに除外したい人	グループ会社の登録漏れが起きがち／UI変更時は設定の再確認が必須
マイナビ転職	企業ブロック機能	マイページ → 各種設定 → プライバシー/公開設定 → 「ブロック企業を設定」	企業単位での非表示／特定企業からのスカウト遮断	取引先や同業他社を個別に除外したい人	業界一括ではなく企業ごと登録が必要／関連会社が多いと漏れやすい
doda	非公開設定／スカウトブロック	マイページ → 設定 → プロフィール公開/スカウト設定 → 「ブロック企業を追加」	特定企業ブロック／スカウトの一時停止・全停止も可	「まずはバレないこと最優先」で公開範囲を柔軟に絞りたい人	経歴が詳細すぎると推測されることあり／停止しっぱなしで機会損失に注意
ビズリーチ	公開範囲設定／企業ブロック	マイページ → 公開設定/スカウト設定 → 「ブロック企業」「公開範囲」を調整	企業ブロック＋プロフィール公開範囲を細かく指定／匿名性を高めやすい	ハイクラス層で「特定企業にだけ見られたくない」人	無料プランは機能制限あり／詳細な職歴の書きすぎは特定リスク